魚沼市将棋 初心者、子ども向け将棋教室

魚沼市将棋教室。参加費無料。どなたでも参加できます。次回は5月25日(土)13:30~16:00 広神コミュニティーセンター和室。公民館事業です。

魚沼市将棋教室のこと、日々の出来事などを書きます

原始中飛車に対する受け③

原始中飛車に対する受けの最終回です。
前回の場面を振り返ります。
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中飛車から、中央を激しく攻められて、ピンチに感じる場面です。
受けの好手は? 
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銀取りに歩を打ちます。
前回で金をかわした意味は、歩を打つスペースを空けるためでした。
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銀で金を取ってきました。
王で取り返します。
この局面をよく見てください。
中飛車側は攻める手がありません。
中央の勢力は、こちら側が多いのです。
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中飛車側は、攻める手がないので、飛車を引いて銀の打ち込みを消してきました。 
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こちら(居飛車側)が攻めるには、銀を打って中飛車の中央の歩を取ることがいいでしょう。
中飛車はそうされては、たまらないので金を打って守りましたが、もう一方の歩を取ります。 
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飛車を浮いて銀取りにきましたが、かまわず飛車先の歩をつきます。 
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飛車で銀を取られましたが、歩を成りこみました。
金か、角を取り返すことができます。 
原始中飛車を受けきり、居飛車の攻めが決まりました。
原始中飛車は、中央から銀で攻めてきます。素直に「同銀」や「同金」と応じてしまうと、中飛車側に「と金」ができてすぐに負けてしまいます。
歩で歩成りを受けるスペースを作ることなど、相手の駒をさばかせないことが大事です。
以上、「原始中飛車に対する受け」でした。