将棋の格言に「金将(きん)なし将棋に受けてなし」とあります。
意味は、金将がないと王将を守ることが難しい、ということです。
上の図は、後手の持ち駒が、銀です。先手の持ち駒は、金です。
手番は後手です。
後手は、受けるとしたら、どうしたらいいでしょう?
玉将の上に銀を打ってみましょう。
受かっている(詰まない)ように見えますが、金将で王手されると、打った銀を取られて詰んでしまいます。
ですが、後手の持ち駒が金の場合、玉将の上に金を打つことで受けることができます。
反対の意味で「金将(きん)なし将棋に詰み手なし」
一般的なことなので、実戦では、反対に銀将が必要ということもあります。
そういった少しの違いが将棋の難しさ、面白さです。