実力差がある場合、ハンデを付けます。
将棋の場合、強い方が駒を落とします。
落とした方を上手(うわて)、落とされた方を下手(したて)といいます。
4枚落ちの戦い方を考えてみましょう。
攻めの主役、飛車と角行がないので簡単には攻めてくることができません。
下手の側から考えると上手の弱点はどこでしょう?
上手の弱点は、端(はし、1筋と9筋)です。
香車が守っていないので、
端に飛車と角行と香車の利きを集中させて破ります。
飛車か角行か、いずれかの大駒が成ることができます。(飛車は
龍王、角行は龍馬)
ここまでで、下手は大成功です。
上手の狙いは、端は破られても、中央を制圧することです。
上記の図は上手が中央の歩を突いて攻めてきたところです。
下手は、
早めに自分の王将の前に金将や銀将を配置しておきましょう。
以上が4枚落ちの戦い方の考え方です。
将棋とは、「その局面で方針を出す」というゲームです。
人生や仕事で役立ちます。